新型コロナウイルスの感染を疑うときは、多少の発熱だとしてもPCR検査を積極的に受けることが推奨されていますが、その費用はいくらかかるか知っていますか?
また、健康保険が適用になるのか、自己負担額はいくらになるのかも気になるところです。
新型コロナウイルスへの感染が拡大しつつある今、決して他人事ではなくなったPCR検査にかかる費用と受検できる場所など詳しく見ていきましょう。

■ 受検費用って健康保険は使える?費用の自己負担額は実質無料で検査可能
PCR検査の費用は、所定の検査機関で受検する場合と、自分から医療機関で受検するのでは若干の違いがあり、2020年3月6日より健康保険が適用となっています。
検査する場所 | 検査料 | 3割負担時の自己負担額 |
検査機関で検査する場合 | 19,500円 (検査1回あたり18,000円+検査判断料1,500円) | 5,850円 |
自分から受検できる医療機関で検査する場合 | 15,000円 (検体を検査機関に搬送しない場合13,500円+検査判断料1,500円) | 4,500円 |
参考:新型コロナウイルス感染症の PCR 検査の保険適用について
https://www.kenpo.gr.jp/nskenpo/contents/topics/2003/pdf/200312_01.pdf
1回あたりの自己負担分3割は陰性・陽性の結果に関係なく公費扱いとなり、残り7割は健康保険負担となるので、受検者の負担額は実質無料となります。
ただし、初再診料は公費に含まれないので、初再診料がかかる医療機関で受検する場合はその分を支払う必要があります。そのため、なるべく国が指定する医療機関で受検することがおすすめです。
■ 検査はどこで受けられる?ビジネス関連とそれ以外で利用できる施設一覧
受検するには医療機関ならどこでも受検できるわけではなく、所定の医療機関で受検しなければなりません。
ビジネス上必要な人材の出入国があるときは、受検な可能なトラベルクリニック(https://www.meti.go.jp/press/2020/07/20200703002/20200703002-1.pdf)での受検となり、受検した際には検査証明を受けることができます。
また、一般の方が自ら受検するときは「新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html)」への相談が必要となり、始めは各都道府県での対応になります。
まず、在住する都道府県の新型コロナウイルス感染症に関する一般相談窓口に電話をかけて、必要に応じて窓口から新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センターに繋げてもらいます。
その後は、相談センターからの指示により行動し、待機や入院などの処置となります。
■ 検査が出るまで何日かかるのか
PCR検査を受検できる医療機関が日本全国にあることがわかりましたが、気になるのは結果がいつごろわかるのかということです。
ニュースを見る限りではそんなに長い時間はかからない印象ですが、結果は受検者数により1日から数日かかるとされています。
体に感染時の症状があるなど異常を感じるときは、受検後は相談センターの指示に従うようにしましょう。
参考:国立保健医療科学院 (休日を挟む場合はその分遅くなることもあります。)
https://h-crisis.niph.go.jp/?p=133680#Q3

■ 既に体の不調を感じている場合
既に体の不調を感じている場合は、医療機関や検査機関で感染した可能性のある場所(県外・密集場所への移動歴)、仕事での特定・不特定多数との接触、いつから体の不調を感じているか?、体温の履歴など確認される可能性があります。
もし、新型コロナウイルスに感染していて、体調が悪化してからでは、それらの回答シートに答えるのも億劫になるので、PCR検査機関を受診する前にそれらの履歴をまとめたメモを作成することをオススメします。
■ 各国でワクチン開発をしているがまずは銅繊維マスクでの予防がおすすめ
新型コロナウイルスの感染拡大は世界各地で広がり続け、日本国内でも日々感染者数が増加しています。
世界各国でワクチンの開発に取り組んでいるものの、まだ信頼できる製品か確認できていない状態のものがほとんどです。日本国内にいる方はワクチンの完成を待つと同時に、まずはしっかりと感染予防をすることが重要です。その際には手洗い・うがいと共に殺菌性能を持つ銅繊維マスクの利用も検討してみてください。